失語症の分類について

query_builder 2025/05/22
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失語症は、読む・書く・聞く・話すことができなくなる障害です。
脳機能にダメージを負うことで起きる症状ですが、4つのタイプに分類されるのをご存じでしょうか。
それぞれ特徴や特性も異なるため、各タイプに合わせた対処が重要です。
今回は、失語症の分類について解説します。
▼失語症の分類
■ブローカ失語
運動性失語とも呼ばれているブローカ失語は、言葉をスムーズに発せないことが特徴です。
相手の話は理解できるものの、自らの意志を言葉でうまく伝えることができません。
会話の流れがスムーズになれば話せるようになりますが、話し始めに起こりやすい障害とされています。
■ウェルニッケ失語
ウェルニッケ失語は、感覚性失語とも呼ばれている失語症の一種です。
スムーズに話せるものの、相手の話を理解できない特性を持ちます。
また、本人も言葉の意味をしっかり理解せず話してしまうため、会話が成り立たないケースも多いです。
■伝導失語
相手の話は理解できるものの、正しい言葉を使えないタイプの失語症です。
たとえば「みかん」を「おかん」などと言ってしまうタイプが、伝導失語にあたります。
■全失語
全失語は、相手の言葉も自分の言葉も理解できない最も重度の失語症です。
言語理解と表現が両方とも障害され、コミュニケーションが極めて難しくなります。
▼まとめ
失語症は、ブローカ失語・ウェルニッケ失語・伝導失語・全失語の4つに分類されます。
それぞれに失語のタイプが異なるため、症状に合わせた適切な対処が必要です。
札幌市東区の『就労継続支援B型事業所 アプローチ』は、障害や病気に悩む方の就労をサポートしております。
就労支援B型事業所として、特性に合わせた作業を提案いたしますので、一度ご相談ください。

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